【おすすめ本】伊藤和子『ビジネスと人権』─「不処罰の文化」に埋没した日本企業の人権意識=栩木 誠(元日経新聞編集委員)

2 months 2 weeks ago
 フジテレビ問題をめぐる第三者委員会報告が、マスコミ業界だけでなく日本のビジネス世界に大きな波紋を広げている。 報告で鋭く指摘されている諸点が、各界に蔓延している現状と、その要因を鮮明に描き出し、病巣を鋭く突いているからである。こうした最中に国連人権NGOヒューマンライツの副理事長も務める著者が「ビジネス」と「人権」をキーワードにした本書は、正に時宜にかなった1冊である。 国連ビジネスと人権作業部会は、ジャニーズ問題に関する2024年の最終報告書で、「日本のメディア企業は数十..
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[B] 「東ティモールで国連脱植民地会議」【西サハラ最新情報】  平田伊都子

2 months 2 weeks ago
5月20日の東ティモール独立記念日に合わせて、国連脱植民地化第4(24)委員会が開催されました。 未だに植民地支配下にあって理不尽な日常生活を強いられている17地域の人々が、同じように屈辱的な立場にあった東ティモールの人々から歓待を受けました。 委員会への参加者は、夫々、故郷の占領状況を訴えました。 そして、異口同音に、イスラエルの占領政策とその残忍な飢餓作戦を、強く、批難しました。
日刊ベリタ

[B] 「長生炭鉱水没事故」確実に進む遺骨調査

2 months 2 weeks ago
第二次世界大戦中に起きた「長生炭鉱水没事故」(※)で犠牲となった者の遺骨調査が、戦後80年を迎える今年、市民団体の活動によって着実に進められている。同調査に取り組む「長生炭鉱の水非常を歴史に刻む会」(以下、「刻む会」)は、今月27日、山口県宇部市内で会見を開き、ピーヤと呼ばれる炭鉱の排気塔内、水深約35メートル地点で、遺骨が眠る本抗道に繋がると考えられる横穴を発見したと報告した。(小栗俊也)
日刊ベリタ