【月刊マスコミ評・新聞】国際協調の道義説くのが日本の役割=六光寺 弦

2 days 6 hours ago
  敗戦から80年の憲法記念日。新聞各紙の5月3日付社説では、国際協調を危うくしている米国とトランプ大統領への言及が目を引いた。 毎日新聞は、ロシアのウクライナ侵攻、イスラエルのガザ攻撃など「世界の混沌」にトランプ氏の復権が追い打ちをかけていると指摘した。  ロシアに有利な和平案の提示、自由貿易体制の土台をむしばむ高関税政策、移民規制強化を始め排外主義的な大統領令の連発など。「規範を踏みにじり、政治・経済の両面で『力による現状変更』をごり押ししようとする政治姿勢」はロシアなど..
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【リレー時評】下からの民主主義を目指す国=吉原 功(JCJ代表委員)

3 days 7 hours ago
 日本では中南米についての報道が極めて少ない。あってもマイナス・イメージを植え付ける情報がほとんどである。ベネズエラはその典型だ。日本のメディアが同国を報道するとき、必ず「反米独裁国家」という枕言葉が付く。その国で「下からの民主主義」確立を目指す住民運動=「コムーナ運動」が拡がっている。 長い間、米国の支配下にあって植民地同様の状態であった同国は、1999年の革命によって独自の道を歩み始めた。憲法が改正され地域住民の自治、政治参加による地域課題解決などが国の基本と定められた。..
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