[B] 「長生炭鉱遺骨返還事業」市民団体がDNA鑑定の実施を求める

1 month 3 weeks ago
1942年2月3日、山口県宇部市の長生炭鉱で起きた水没事故で183人が生き埋めとなった。そのうちの136人は朝鮮半島出身者であったとされている。戦時下におけるエネルギー資源を確保するため、国策として取り組まれた石炭の採掘作業であるが、水没事故が起きて以降、犠牲者の遺骨は現在も水没した坑道内に眠っている。犠牲者の遺族からは、遺骨の回収と返還を求める声が上がっているが、現在に至るまで政府は遺骨調査の実施に応じていない。(小栗俊也)
日刊ベリタ

【好書耕読】与那覇恵子『沖縄を「悲しい宿命の島」にするのは誰か?』━沖縄が告発する日本の危機=谷山博史(沖縄対話プロジェクト発起人)

1 month 3 weeks ago
 本書は、沖縄を「宿命の島」にしようとする者たちへの怒りと抵抗の書であり、怒りと抵抗に実証的な肉付けを与える理論の書である。 この原稿を書いている時、著者から動画が送られてきた。自衛隊の訓練に抗議していた住民を、宮古島駐屯地のトップが恫喝している場面だ。メ ッセージには「かつての沖縄戦前と同じですね。最初は大人しかった軍人が横柄で乱暴に、そして残酷になっていった」とある。 本書で描く沖縄の空は、厚く重苦しい天蓋に覆われている。天蓋は沖縄の戦前から戦後、現在に至る抑圧と差別の歴..
JCJ