22 hours 34 minutes ago
記者志望の学生の就職活動を支援する「就活支援ゼミ」が今期の活動を終え、来春は計47人をメディア業界に送り出すことが決まった(8月10日時点)。 内訳はNHK9人、朝日新聞と読売新聞が各7人、共同通信6人、日経新聞5人など。ブロック紙や地方紙も北海道新聞3人、中国新聞2人、中日新聞、新潟日報、千葉日報などと幅広い。 昨年10月にガイダンスを実施した後、当初は学生を4班に分けて対面ゼミを毎月開き、作文やエントリーシートの書き方、模擬面接などをアドバイス。全国紙の春採用が終わった..
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2 days ago
日本ジャーナリスト会議は、優れたジャーナリズム活動・作品を選定して、「JCJ賞」を贈り顕彰してきました。今年で68回を迎えます。 贈賞式に先立つ記念講演には、現在ロングラン上映中の映画「黒川の女たち」の制作を手がけられた、松原文枝さんをお迎えし、「戦後80年・映画「黒川の女たち」から伝えたいこと」と題してご講演いただきます。松原さんは、ワイマール憲法の国家緊急権を悪用して、合法的にヒトラー独裁の始まりを検証した「独ワイマール憲法の教訓」(報道ステーション 2016.3)をは..
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2 days 23 hours ago
「リベラルな世界秩序」─実は米国を盟主とし、NATO諸国、日本、韓国を従えた帝国の世界支配は、音をたてて崩壊しつつある、との見解を首肯する人は、どのくらいいるだろう。 トランプ2の乱暴な政策に困惑はしても「民主主義・法の秩序」は戻ってくると信じている人は多いのではなかろうか。 エマニエル・トッド『西洋の敗北─日本と世界に何が起きるのか』(大野 舞訳 文藝春秋)は、そのような楽観論を打ち砕く。もり沢山の深刻な実相を描き出し、危機からの脱出を呼びかけているのだ。 ..
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4 days ago
〓2025GODOM沖縄 冒頭のナレーション、平良いずみ監督自らが「私は執念深い」と語り、「許さない」と怒りを強調する。制作者である監督が当事者としての決意を示して始まる、まさに「当事者メディア」としてのドキュメンタリーだ。 供給する水道の水に化学物質PFASが含まれていたと沖縄県が発表したのは2016年。多くの人々は「PFASって何?」という反応だったが、不安に駆られて調べていくと、米国では既に、がん、低体重出生など健康影響が確認さ..
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5 days ago
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5 days 22 hours ago
8月11日に日本とアジアの平和をつなぐ「日中戦争終結から80周年・記念のつどい」が東京・練馬のココネリホールで開かれた。主催は日中友好協会が母体の実行委員会で、第1部は作家の島田雅彦さんが「米中露の狭間に生きるということ」と題し講演。「ナショナリズムに訴えるのはファシズムに繋がる」と話した。第2部は反戦平和の合唱組曲や沖縄三線、太極拳などが披露され、写真の東京朝鮮中高級学校生による舞踊には、参加者370人の大きな拍手が起きた。 JCJ月刊機関紙「ジャーナリスト」..
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6 days 23 hours ago
高山正之氏が連載「変見自在」(『週刊新潮』7月31日号)で「創氏改名2・0」と題して徐浩予氏や東北大教授の明日香壽川氏を差別し、作家の深沢潮氏や俳優の水原希子氏に対して「日本名で日本人をあたかも内部告発するような言い方」「日本名を使うな」と恫喝して、外国にルーツを持つ人々を差別し、人権を侵害する文章を発表した。 新潮社からデビューした深沢潮氏は8月4日、都内で記者会見し、同社に謝罪を求めた。第一に新潮社がコラムの問題点を総括して差別と人権侵害について文書で謝罪すること、第二..
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1 week 1 day ago
インターネットは資本主義のあり様を根本から変え、破壊的で搾取的なシステムを作り上げた。これは進歩なのか? ギリシャ生まれの「異端の経済学者」ヤニス・ バルファキス『テクノ封建制─デジタル空間の領主たちが私たち農奴を支配するとんでもなく醜くて、不公平な経済の話。』 (関美和訳 集英社)は、 若き日に父と交わした会話に応える形で、資本主義の醜悪な変容の本質を解題していく。 ブレトンウッズ体制崩壊後、資本主義の権力は経済圏から金融圏へ、つまり工業や商業から投資銀行家の世界へと移行..
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1 week 1 day ago
「日本人ファースト」を掲げて差別と分断をあおる参政党は、気に入らないメディアや記者を露骨に選別し排除する。7月22日の記者会見で、神奈川新聞の石橋学記者を排除した。事前登録がないことを理由にしていたが、2日後には主張を変えた。石橋記者が街頭演説の妨害に加担したと決めつけ、会見の混乱を防ぐ必要があったとした。 石橋記者は8月1日の会見は出席できたが、参政党の神谷宗幣代表は前回の排除への謝罪を拒否。その主張に虚偽があることを石橋記者が問い始めたところで、党スタッフが「1人1問」..
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1 week 3 days ago
『出版流通が歩んだ道 近代出版流通誕生150年の軌跡』(出版メディアパル社1月刊行)の3人共著者の一人、出版コンサルタントの能勢仁氏は、「当世出版界事情」を7月25日、日本出版学会産業研究部会で報告した。出版社増える 経営不振で苦境に立たされる書店について能勢氏は「書店は過去5年間で毎年5%廃業しており、2027年には1万店を切り、9千7、800になるでしょう。全体の売り上げも26年に1兆円を下回り、9680億と推測しています」と厳しい見通しを語った。ただ意外にも大小含め出..
JCJ
1 week 4 days ago
ボノボはチンパンジーに似ており、かつては動物学の世界でも、ピグミーチンパンジーと称されていたことがある。20世紀に新種として認知されたゆえに、「最後の類人猿」とされる。 しかし、チンパンジーとボノボの生態は真逆といっていい。個体や群れの間で攻撃的な行動を、しばしば見せるチンパンジーにくらべ、擬人的過ぎるかもしれないが、ボノボは融和とか寛容という表現がふさわしい動物であり、自分たちの間で激しい闘争を行うことはほとんどないという。 異性や同性の間で、交尾あるいはそれに近いしぐさ..
JCJ
1 week 5 days ago
近年、生成AIへの関心が高まっています。便利である反面、様々な危険性もあわせもつ生成AIについて、まずは基礎知識や、海外の動きなどを学ぼうと、勉強会を企画しました。 連続講座にしたいと考えており、第1回では、「生成AI問題と著作権」をテーマにします。 クリエイターの皆様のご参加をお待ちしております。日時:9月4日(木) 19時~21時開催方法:オンライン(Zoom)のみ料金:1,000円(Peatixで申し込み=https://x.gd/lxy4x)※出版ネッツ組合員は無料..
JCJ
1 week 6 days ago
読み終えて脳裏に浮かんだのは、1990年代の出版業界が好景気で浮かれ、遅れたバブルを謳歌していると揶揄されていた頃だ。採算など無視の新規出店が毎月30店以上、その陰でつぶれる本屋も毎月30店を超え、配本先書店一覧表の書き換えに追われていた。 特に評者が出版業界の分岐点となったと思われるのは、1970年代「ブック戦争」、1990年 代の「須坂構想」、20 00年代の「Amazonの日本進出」である。 「ブック戦争」とはこうだ。日本書店商業組合連合会(日書連)は、自ら 実施し..
JCJ
2 weeks ago
「週刊新潮」7月31日号で、元産経新聞記者・高山正之氏が連載執筆のコラム<変見自在>において、人権侵害や外国人への差別的な一文を掲載した。「創氏改名2.0」と大見出しを付け、外国にルーツがある作家などの名前をあげ、「日本も嫌い、日本人も嫌いは勝手だが、ならばせめて日本名を使うな」などと書いた。 その中で名前をあげられた一人、作家の深沢潮さんは差別的な内容だとして、新潮社に文書での謝罪を求めていた。新潮社は8月4日、公式サイトで「厳しいご批判を受ける事態になった」とのお詫びを..
JCJ
2 weeks ago
■開催趣旨SNSは、私たちの日常に深く浸透し、情報の受発信に不可欠なツールとなりました。しかしその一方で、社会の分断を煽り、特定の意見を攻撃するヘイトスピーチやフェイクニュースの温床となっていることも、否定できない事実です。まさに「分断して統治せよ」――。権力者にとって、私たち市民が互いに疑心暗鬼になり、連帯を失うことほど好都合なことはありません。SNSは、そのための強力な「分断のツール」として利用されかねない危険性をはらんでいます。 では、私たちはこの現状をただ嘆き、SNS..
JCJ
2 weeks 2 days ago
私が所属する報道機関Tansaがニューヨークタイムスの取材を受けた際、林典子さんが、カ メ ラマンとして、同道してきた。 後日、記事に載った写真に引き込まれた。Tansa編集長が、街路樹の下で立っている。報道機関の紹介だからといって、その作業風景に拘泥しない。独立メディアを立ち上げた編集長の眼差しが、一見孤独にも、希 望に溢れているかにも見える一枚だった。 一記事の添え物ではなく独立した作品だ。「撮 りたいものがある人だ」と感じた。ジャーナリストとしてTansaに触れた結..
JCJ
2 weeks 2 days ago
5・18光州の虐殺国見の多くが想起 安定した民主主義国家だと思われていた韓国で昨年12月、尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領(当時)が非常戒厳を宣布、ヘリコプターまで動員して国会に精鋭部隊を突入させた。 「戒厳軍の恐ろしさは皆わかっている」 号外を手にする崔権一・編集局長(光州市、桜井泉撮影) 尹氏は4月に罷免され、6月3日、進歩系の李在明(イ・ジェミョン)氏が新大統領に当選した。昨年の戒厳宣布では、多くの国民が1980年の光州の虐殺を思..
JCJ
2 weeks 3 days ago
被爆80年を迎えた被爆地ヒロシマの「いま」と、そのあるべき姿とは?「平和記念式典」を前に、改めて平岡敬・元広島市長(1991~99年)の問題提起をもとに考えてみたい。 15年前の2010年、元広島市長・平岡敬さんへのインタビューで構成した「平岡敬とヒロシマの思想」が、広島在住のウエブジャーナリスト哲野イサクさんのサイト『哲野イサクの地方見聞録』に掲載された。 市長在任中に被爆50年の節目を迎えた平岡さんは、著書『希望のヒロシマ』(岩波新書1996年)で、「『被爆50周年』は..
JCJ
2 weeks 4 days ago
本書は「いじめ自殺事件」を扱った924頁に及ぶ大巨編である。事件は1994年11月27日、愛知県西尾市立東部中学校2年生の上之郷清人くんが、自宅の柿の木にロープをかけて命を絶ったことから始まる。 ルポライターの著者は、彼の遺書の内容や末尾に記された<see you again>に奇妙な違和感を覚え、その真相を探るべく謎解きの踏査行を始めた。 取材を進めるにつれ、凄惨ないじめの実態が浮かび上がってくる。死の恐怖にさらされた暴行。100万円を超える恐喝。隠蔽する学校・口を閉ざす..
JCJ
2 weeks 5 days ago
JCJ
Checked
2 hours 49 minutes ago
日本ジャーナリスト会議(JCJ)のブログです。
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