2024年5月10日の国際司法裁判所への南アフリカによる仮保全措置の変更申立書の全訳を公開しました。昨年12月28日に南アは、国際司法裁判所に対して、ガザでのイスラエルの戦闘に対して停戦命令を求めましたが、1月24日の仮保全措置命令では停戦命令が含まれませんでした。その後5月10日に南アが再度停戦命令を出すようにとの要請を裁判所に申し立て、やっと5月24日に停戦命令が仮保全措置として出されました。この停戦命令の前提となる南アの申立文書が今回翻訳した5月10日の文書になります。イスラエルはこれまでと同様、国際司法裁判所の命令には従っていません。国際司法裁判所のあり方についても様々な批判もありますが、日本国内のガザでのジェノサイドに反対する運動などに基本的な情報のひとつとして国際司法裁判所の動向を日本語で提供することには意味があると考えています。
JCA-NETは、国際司法裁判所への南アフリカによるイスラエルに対するジェノサイド罪の訴えについて、日本語の翻訳作業を公開する活動に協力しています。

2023年5月10日付の南フリカによる仮保全措置の変更申立書の全訳
https://www.jca.apc.org/jca-net/sites/default/files/2024-06/192-2024051…

(ドキュメント)国際司法裁判所:ガザにおけるジェノサイド(南アフリカv.イスラエル)
翻訳プロジェクトのホームページ
https://www.jca.apc.org/jca-net/ja/icj-southafrika-v-islael-document-jp
(文責:小倉利丸、JCA-NET理事)